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インストール
このガイドでは、T-Rubyをシステムにインストールする方法を説明します。T-RubyにはRuby 3.0以上が必要です。
前提条件
T-Rubyをインストールする前に、以下が必要です:
- Ruby 3.0+ がインストール済み (ruby-lang.org)
- RubyGems (Rubyに付属)
- ターミナル/コマンドプロンプト
Rubyのインストールを確認するには:
ruby --version
# 出力例: ruby 3.x.x ...
RubyGemsでのインストール
T-Rubyをインストールする最も簡単な方法はRubyGemsを使用することです:
gem install t-ruby
これによりtrcコンパイラがシステムにグローバルにインストールされます。
インストールの確認:
trc --version
# 出力例: trc x.x.x
Bundlerでのインストール
プロジェクト固有のインストールには、GemfileにT-Rubyを追加します:
Gemfile
group :development do
gem 't-ruby'
end
その後、実行:
bundle install
コンパイラを実行するにはbundle exec trcを使用します:
bundle exec trc --version
ソースからのインストール
最新の開発バージョンを使用するには:
git clone https://github.com/type-ruby/t-ruby.git
cd t-ruby
bundle install
rake install
インストールの確認
インストール後、すべてが動作するか確認します:
# バージョン確認
trc --version
# ヘルプを表示
trc --help
# テストファイルを作成
echo 'def greet(name: String): String; "Hello, #{name}!"; end' > test.trb
# コンパイル
trc test.trb
# 出力を確認
cat build/test.rb
T-Rubyの更新
最新バージョンに更新するには:
gem update t-ruby
アンインストール
T-Rubyを削除するには:
gem uninstall t-ruby
トラブルシューティング
"Command not found: trc"
gemのバイナリパスがPATHに含まれていない可能性があります。以下で確認してください:
gem environment | grep "EXECUTABLE DIRECTORY"
そのディレクトリをシェルのPATHに追加してください。
Linux/macOSでの権限エラー
権限エラーが発生した場合、以下のいずれかを試してください:
- Rubyバージョンマネージャーを使用 (rbenv, rvm)
sudo gem install t-rubyを使用(非推奨)- ホームディレクトリにインストールするようgemを設定
ビルドエラー
コンパイルが失敗した場合、開発ツールがインストールされているか確認してください:
# macOS
xcode-select --install
# Ubuntu/Debian
sudo apt-get install build-essential
# Fedora
sudo dnf groupinstall "Development Tools"
次のステップ
T-Rubyがインストールされたので、コードを書いてみましょう:
- クイックスタート - 5分で始める
- .trbファイルを理解する - 詳細なガイド
- エディタ設定 - IDEの設定